人体を使って“一脚の椅子”を完成させるという衝撃的な発想の、R18指定ハードコア・スラッシャームービー『インコンプリート・チェアーズ』が、ついに全国公開された。公開初日の翌日となる1月24日には、新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶が行われ、主演の一ノ瀬竜をはじめ、共演の大島涼花、藤井アキト、そして宇賀那健一監督が登壇した。

満員御礼となった会場のステージ上には、一ノ瀬演じる九条新介が劇中で殺害した9人分の人体パーツを組み合わせて作られた“人体椅子”が展示された。宇賀那監督は「上映前なのに全体像が見えちゃってネタバレですね。でも懐かしいです。実際に座ることもできます」と楽しそうに解説。一ノ瀬も「僕は髪の毛の部分がお気に入り。劇中では右手に臓器が乗っていて、腕もいい感じに動くんです」と見どころを語った。
改めて主演を務めた一ノ瀬は、「こんなに多くのお客さんに観ていただけて嬉しい反面、本当にこんなにたくさんの方に観られるのか…という緊張もあります」と心境を吐露。本作が一ノ瀬主演ありきで企画された作品であることへの手応えをにじませた。


約6日間というタイトな撮影期間を振り返り、一ノ瀬は「撮影中は一日二殺で忙しかったです」と苦笑。劇中では鍛え上げた肉体も披露しており、「6ヵ月間とにかく食べて筋トレをして、そこから4ヵ月かけて減量しました。17キロ増やして13キロ落とすという、まるでボディビルダーのような生活でした」と、“和製クリスチャン・ベール”さながらのストイックな役作りを明かした。また、海外で九条新介の人気が高く「殺されたい人が列をなしている」と監督から聞かされると、「それは嬉しい!じゃあ一日二殺で!」と満面の笑みを見せた。
撮影は昨年2月の寒さ厳しい時期に行われたという。一ノ瀬は「寒い中、血まみれで薄着のまま渋谷のスクランブル交差点を歩きました。寒すぎて歯の震えが止まらなかったし、通行人の方々が自然と避けてくれて…。ギリギリ捕まらずに済んでよかったです」と振り返ると、宇賀那監督も「思った以上に誰にも気にされなくて…。人の無関心が一番怖かった」と語った。

加藤夏子役の大島は「全体的にツッコミながら観てほしい作品。そういう楽しみ方をしてもらえたら」とコメント。内田正樹役の藤井は「椅子業界に詳しいBARのマスターという、ふわっとした役どころです。監督からは『いつもの藤井君で』と言われました」と舞台裏を明かした。
大島は「グロテスクな映画だけれど、現場はとても明るかったです。この3人は同じ事務所なので仲も良く、楽しい撮影でした」と笑顔。藤井は「一ノ瀬君が日を追うごとに九条新介の顔になっていって、僕を殴るシーンの前に至近距離で『本当に殴っていいですか?』と聞かれました。僕の方が先輩なのに、思わず敬語で『…ダメです』と答えました」と会場を沸かせた。クライマックスについて宇賀那監督は、「暴力、アクション、コメディが混ざる難しい場面でしたが、役者陣が想像以上に入り込んでくれて、脚本以上に満足のいくシーンになりました」と自信をのぞかせた。



最後に一ノ瀬は、「R18作品ですが、笑えるシーンもたくさんあります。ぜひ楽しんで観ていただけたら嬉しいです。本日はご来場ありがとうございました!」と観客に呼びかけ、作品のヒットに期待を込めた。

作品情報
映画『インコンプリート・チェアーズ』
出演:
一ノ瀬竜、大島涼花、海津雪乃、二ノ宮隆太郎、大谷主水、藤林泰也、YU(友情出演)、鹿島康秀、白土りょうすけ、板橋春樹、中野歩、詩歩、藤井アキト ほか
監督:宇賀那健一
脚本:深井戸睡睡、宇賀那健一
音楽:Pornographie Exclusive
制作プロダクション:Vandalism
配給協力:ティ・ジョイ
配給:ライツキューブ
2026年1月23日より全国公開中
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公式サイト:https://chairs-movie.com/
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