俳優でグラビアアイドルの田中美久が3月15日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで3rd写真集『ぜんぶ、ほんと』(集英社)の発売記念イベントを開催。イベント前には報道陣の取材に応じ、作品に込めた思いや撮影の裏側、そして今後の展望について語った。
2013年にHKT48のメンバーとして活動をスタートし、2023年末にグループを卒業後は俳優業を中心に幅広く活躍している田中。ドラマやバラエティー出演に加え、2025年にはソロシングルのリリースも果たすなど活動の幅を広げており、グラビア界では“令和のグラビアヴィーナス”として高い人気を誇っている。
そんな田中にとって3冊目となる本作は、初のヨーロッパロケを敢行。舞台となったのはポルトガルのリスボンとシントラで、ユーラシア大陸最西端の地で撮影が行われた。街並みや歴史的建造物、ビーチや湖といったロケーションの中で、まるで現地で暮らしているかのような自然体の姿が収められている。

本作では「美」と「自由」をテーマに掲げ、これまで以上に大胆なカットにも挑戦。あどけなさと可憐さ、ヘルシーな美しさ、大人びた艶やかさといった多面的な魅力がバランスよく収められており、田中自身も“最高傑作”と胸を張る仕上がりとなった。
写真集の完成について田中は、「ファンの方から『早く次が見たい』という声をたくさんいただいていたので、短い期間で3冊目を出せたことが本当にうれしい」と喜びを語ると、「自分の中で全てを出し切ろうと思って臨んだ作品。完成したものを見て『これが最高傑作だ』と自信を持てる内容になりました」と満足げな表情を見せた。
お気に入りのカットには、黒のランジェリー姿を収めた1枚を挙げた。撮影を担当したのは、かねてから憧れていた写真家・中村和孝氏。「品のある女性になりたいという思いがあって、その理想が詰まった写真。自然体の美しさをきれいに切り取っていただいた」と語り、長年の夢が叶ったことへの喜びをにじませた。


タイトルの『ぜんぶ、ほんと』については、「ページをめくるごとに物語が感じられて、一緒に旅をしているような感覚になれる作品にしたかった」と説明。「作り物ではない、本当に楽しんでいる自分の姿がそのまま写っている。すべてが“本当”という意味を込めたタイトルです」と語った。
ロケ地にポルトガルを選んだ背景には、意外な“原点”があったという。「中学生の頃から海外に憧れていて、インターネットで見た写真の中で一番心を惹かれたのがポルトガルだったんです」と振り返る田中。今回の候補地の中で改めてその風景に出会い、「昔憧れていた場所と一致して、『これは運命だ』と思った」と明かした。
実際の撮影については、「長い期間滞在できたことで、新しい世界が見えた」と充実した表情。異国の空気の中でのびのびと過ごす姿が、作品全体の魅力につながっている。

完成した写真集を見た家族の反応も印象的だったという。「母からは『すごく攻めたね』と言われました(笑)。でも『きれいに撮ってもらえてよかったね』とも言ってくれてうれしかった」と明かす。
さらに、「昔は笑顔を作るのが苦手で、写真が嫌いだった」と意外な過去も告白。しかし、活動を通じて自然と笑えるようになり、「父が『写真集の中に本当に自然な笑顔が写っている』と言ってくれたのがすごくうれしかった」と語り、成長を実感したエピソードを披露した。

周囲への感謝も忘れない田中は、「お世話になっている方や家族、そしてHKT48時代の仲間にもぜひ見てもらいたい」とコメント。卒業後も続く絆について「グループの愛を感じた」と語り、“家族”のような存在への思いをにじませた。
今後については、「まだまだやりたいことがたくさんある」と意欲的。「場所や撮影する人によって雰囲気が変わるのも楽しい。これからもいろんな場所で、自然体の自分を表現していきたい」とさらなる挑戦への意欲を見せた。
そして最後に写真集の点数を問われると、「100京点です」と即答。自身の中で最大級の評価を示しつつ、「“京”ってどれくらいか分からないんですけど(笑)」とお茶目な一面ものぞかせ、会場を和ませた。


書籍情報
田中美久写真集『ぜんぶ、ほんと』

発売日:2026年3月9日(月)
仕様:A4判/128ページ
価格:3,410円(税込)
撮影:中村和孝
発売元:集英社
ISBN:978-4-08-790216-7

