映画『夜勤事件』公開記念舞台挨拶が2月21日(土)に東京・テアトル新宿にて行われ、主人公・田鶴結貴乃を演じた南琴奈をはじめ、刑事・猿渡真司役の竹財輝之助、船橋卓也役の関哲汰、そしてメガホンを取った永江二朗監督が登壇した。
本作は、インディーゲーム制作チームChilla’s Art(チラズアート)が手がけ、Z世代を中心に支持を集めたホラーゲーム『夜勤事件』を実写映画化した作品。YouTube上の実況動画が総再生数6000万回を超えるなど話題を呼び、コンビニという身近な空間を舞台にした不気味な世界観と衝撃的な展開が注目を浴びた。永江監督は、ゲーム公開直後から実写化を熱望していたといい、「構想から約5年。ようやく公開を迎えられ、感無量です」と胸の内を明かした。

主演の南は、満員の客席を前に「無事に公開できたことが嬉しいです。そして、皆さんがどのように楽しんでくださったのか、少しドキドキしています」と率直な思いを語った。
南が演じた結貴乃は、夜のコンビニでアルバイトをする少女。物語は原作ゲームの世界観を丁寧に再現しながらも、後半では映画オリジナルの展開へと進んでいく。南は「前半はゲームの空気感を大切にしつつ、後半では刑事とのやり取りの中で、さまざまな感情が交錯していきます。伏線が回収されていく大事な場面でもあるので、とても印象に残っています」と振り返る。
さらに、その重要なシーンがクランクイン当日に撮影されたことを明かし、「撮影初日で、まだ他の場面を何も撮っていない状態だったので難しさもありましたが、監督や竹財さんとたくさん話し合いながら作り上げました」と振り返った。永江監督は「南さんは、目の表情や間、空気感で感情を伝えられる女優。初日からあの繊細な感情を出してくれた」と絶賛した。

刑事・猿渡を演じた竹財は、「映画はお客様に観ていただいて初めて完成するもの。こうして足を運んでくださったことに感謝しています」と語った。公開前はネタバレを避けるため役柄の詳細を明かせず、「刑事役です」としか説明できなかったという。
特に印象に残っているのは、自身の初登場シーン。車内からコンビニへ向かうまでをワンカットで撮影した大掛かりな場面で、「監督の気合いがすごかった。信号のタイミングまで合わせなければならず、本当に大変でした」と振り返った。

原作でも人気の高い船橋卓也を演じた関は、「やっと公開されたという嬉しさと同時に、どう受け止めてもらえるかドキドキしています」と心境を明かした。原作ビジュアルとの違いについても「それでも自分なりに寄せていこうという気持ちで演じました」と真摯に語った。
撮影では、ロッカーの中で長時間待機するシーンもあったという。「息を殺してタイミングを待っていました。監督やスタッフに忘れられているんじゃないかと思う瞬間もあって」と笑いを誘いながら、現場の裏側を明かした。

トーク後半では、キャスト陣が実際に体験した“怖い話”も披露された。南は地方ロケで滞在した旅館での出来事を語る。前日にはなかったはずの見知らぬ携帯電話が部屋に置かれており、その着信音で目を覚ましたという。
「本当に怖くて…。今思い出してもゾッとします」と話す南の言葉に、会場は一瞬静まり返った。ホラー作品の主演らしいエピソードに、観客からは驚きの声が上がった。

舞台挨拶の最後では、南は改めて観客に感謝を伝えた。「公開してすぐに劇場に足を運んでいただけることが本当に嬉しいです。まだ始まったばかりの作品なので、これからたくさんの方に届いてほしいと思っています」と呼びかけていた。

作品情報
映画『夜勤事件(The Convenience Store)』

出演:南琴奈、竹財輝之助、関哲汰、田中俊介、五頭岳夫、櫻井淳子、加藤夏希 ほか
監督:永江二朗
原作:「夜勤事件」Chilla’s Art
主題歌:「夜勤事件」Liza
配給:キャンター
2026年2月20日(金)より全国公開中
©︎2025「夜勤事件」製作委員会
公式サイト:https://yakinjiken.com/
公式X:https://x.com/yakin_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/yakinmovie
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@yakinjiken_movie

