ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲を、気鋭の演出家たちがそれぞれの解釈で再構築していく連続上演シリーズ「KERA CROSS(ケラクロス)」。2019年にスタートしたこのシリーズの第七弾として、KERAの半自伝的作品として知られる戯曲『シャープさんフラットさん』が、新たな演出とキャストで上演されることが決定した。
本作は、2008年にナイロン100℃結成15周年記念公演として初演された作品。「世の中の価値観から半音ずれてしまった人々」を“シャープさん”“フラットさん”になぞらえ、笑いに取り憑かれた人間たちの情熱と、その先に潜む狂気を描き出す。今回は、その物語を演出するのが、演劇コントユニット・ジョビジョバのリーダーとしても知られ、演出家・脚本家・俳優と多方面で活躍するマギーだ。

ナイロン100℃版の公演にも出演経験があり、長年「笑い」と向き合ってきたマギーが、本作の演出を担当。戯曲の核にある人間の可笑しさと痛みを、これまでとは異なる角度から、より繊細にすくい取っていくという。
主人公である劇作家・辻煙(つじけむり)を演じるのは、映像作品から舞台まで幅広いフィールドで存在感を放つ柄本時生。共演には、高梨臨、安達祐実、田中俊介、トリンドル玲奈、松永玲子、マキタスポーツ、堀部圭亮といった実力派から個性派まで、多彩なキャストが顔をそろえる。新たな座組によって立ち上がる『シャープさんフラットさん』が、どのような表情を見せるのか注目が集まる。
物語の舞台は、バブル経済が崩壊へと向かい始めた1990年代初頭。笑いを生み出すことに人生を賭けてきた男・辻煙は、ある出来事をきっかけにサナトリウムへと身を寄せる。恋人の美果や、そこに暮らす元芸人たち、さらには煙の幻想の中に現れる父親との対話を通して、悲劇を喜劇へと変換しながら生きてきた一人の劇作家の姿が浮かび上がっていく。
「KERA CROSS」は、KERAがこれまでに手がけてきた数多くの戯曲の中から名作を選び、演出家ごとに異なる“味わい”で再構築していくことをコンセプトとしたシリーズ。2019年のシーズン1では5作品が上演され、その後もキューブ主催のもとシーズン2として継続されてきた。近年は演劇賞の受賞も相次ぎ、KERAの創作活動はますます注目を集めている。
公演は、2026年6月から7月にかけて東京・名古屋・大阪の3都市で上演予定。詳細情報は近日中に発表される。
公演概要
KERA CROSS 第七弾『シャープさんフラットさん』
作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:マギー
出演
柄本時生/高梨臨/安達祐実/田中俊介/トリンドル玲奈
森準人/岩男海史/白石優愛/土屋翔/小野晴子
松永玲子/マキタスポーツ/堀部圭亮
公演日程・会場
・東京公演:2026年6〜7月
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
・名古屋公演:2026年7月
Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
・大阪公演:2026年7月
サンケイホールブリーゼ
企画・製作:キューブ
公演の最新情報はこちら
https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/keracross_7
「KERA CROSS」公式X(旧Twitter)
https://x.com/keracross2019

